中国知的財産情報24年4月
最近は、発明の登録率(中国全体)のアップが話題になっていますが、
(今年の1〜3月は54.1%(前年同期比+13.3%)との報告もあります)
審査指南の改正により、下記の仕組みが新しく導入されました。
『前置審査を、元の審査官とは別の審査官が担当する』
この仕組みの直接的な影響は前置審査の判断結果に現れますが、
昨年の12/21に新しい実施細則・審査指南が公表された後において
『“元の審査官”は“別の審査官”を気にして拒絶査定の発行に慎重』
という見解もあり、これが登録率アップに影響している可能性があるようです。
〔 中国語の知財情報 〕
〔 国 家 〕
・中小企業向け専利産業化成長プログラム
・『データセキュリティ能力強化のための実施計画』
・『事業者向け独占禁止法遵守ガイドライン(意見募集案)』
〔 法 院 〕
・専利権侵害民事執行事件の保証金履行制度を創設
〔 統 計 〕
・中国のPCT国際特許出願件数は5年連続で世界トップ
・2023年 特許の登録率が約52.8%、過去5年で最高
・第1四半期 特許の登録率が大幅アップ
〔 企業関連 〕
・日本製鉄が宝山鋼鉄に対する行政控訴案件を勝ち取る
・最高院 無効を取消 公知常識に焦点(JSR社、Rolic社)
・サムスン、大唐モバイルの2つの特許に挑戦
・韓国CJ第一製糖が訴訟提起 請求額2000万人民元
・西電捷通 対 アップル 1億4千万円賠償 最高院
・ZTEとVivo 特許クロスライセンス契約
・HUAWEI アマゾンとヴィボとのクロスライセンス契約
〔 その他 〕
・中国科学院6000万件の特許を販売する「運営」